◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

|めっせ〜じ|

/30:店頭から姿を消す /29:それが名前である /28:駆け抜ける黒 /27:デジタル半人前 /26:面談した /25:人手不足 /24:この時期の困り事 /23:レッドクリフ /22:オレの目覚まし /21:出せない /20:身体が受け付けない /19:いきなりの寒さ /18:大変身 /17:思い込み /16:アウトレット /15:紅葉と桜 /14:袋いっぱいの大当たり /13:珍しく政治について語る /12:原因不明 /11:虫にご用心 /10:移りゆく時代 /9:今週も香嵐渓 /8:最近の馬券 /7:犬とお爺さんの物語 /6:行きたくないと、駄々 /5:世間の話題 /4:解せない病院 /3:国技に引き込まれる /2:感動の天皇賞 /1:いまだから/

<2008年11月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋

30(日) 

〔店頭から姿を消す〕

▼と言うわけで、ジャパンカップ当日なのだった。
本命は昨日宣言した通り、オウケンブルースリだ。昨日まで5番人気であったが、3番人気まで上がった。これはますます期待できる。配当は下がるけどな。
オウケンブルースリを軸に3連複で勝負。3着までに入らなければ撃沈である。まあ、まず大丈夫だろう。よもや3着を外すことはあるまい。
5着でした。
3着と差のない5着だったが、5着は5着だ。
なんの言い訳にもならない。
この様にオレの予想は予想外の結果に終わったのだった。

▼いつも使っているヘアークリームを調達にいつもの薬局へ行ったら、ヘアークリームがないではないか。
売り切れではない。いつも置いてある場所にそのスペース自体がないのだ。
なんてことだ。
オレの髪の毛はあれじゃなきゃ納まりが付かないんだよ。
以前も今回の様に、一時期見掛けなくなったことがあり、仕方なくネットでまとめ買いしたのだが、少ししてまた売場に並び始め安心していたおり、そろそろ買い置きも少なくなってきたので、さあ買おうかと思った矢先これだ。
確か先週はおいてあったはずだ。
そのとき買わなかったのが悔やまれる。
考えてみれば、いまどき整髪料にヘアークリームを使っている輩はあまりいないのではないか。ジェルまたは、スタイリングフォームが主流だろう。
そう言った点から考えると、もしかして、そのヘアークリーム買ってるの、オレだけか。
そうだとすれば、店頭から省かれるのも無理はない。
売れない商品から姿を消すのは宿命だからだ。
しょうがないのでまたネットで注文することにするか。
ともあれ、最も懸念されることは、その商品自体がなくなってしまうことである。
そうなったらもう何も望みはない。
そのためにもオレは使い続ける。たとえユーザーがオレ一人になったとしてもだ。
だから頑張って作り続けてください。


29(土) 

〔それが名前である〕

▼先日面談した派遣会社の派遣員は結局断った。
経験ゼロと言うのは、やはり周りが被る負担が大きいと考えたのである。
さっそく、別の履歴書が送られてきた。
その3人の履歴書の中に、北海道人のものがあり、良く見ると、大学の先輩じゃないか。
知っている人間ではないものの、この人は絶対ダメだな、とひとしきり思うのだった。
取りあえず、年内はいまのメンバーでなんとかこなそう。

▼明日は、ジャパンカップである。
今年のG1も終盤に入ってきたわけだが、オレ自身の馬券の方はなかなか結果が残せないでいる。
このままではマイナス収支で終わることになる。なんとしてでもそれは阻止したい。
そのためにも、明日頑張って欲しい馬は、この馬だ。
オウケンブルースリ。
オウケンブルースリーではない。あくまでも、ブルースリである。
馬名は9文字までと決められてるからしょうがない。
かつて、これと同じパターンで、マチカネタンホイザと言う馬がいた。
本来であれば、マチカネタンホイザーとしたいところなのだろう。
だがしかし、マチカネタンホイザはマチカネタンホイザだ。
なぜならば、それが名前だからだ。
と言うことで、オレのために頑張ってくれ、オウケンブルースリ。


28(金) 

〔駆け抜ける黒〕

▼あっちへ行き、こっちへ行きの、朝から目まぐるしい一日であった。
そんな中、オレの車の前を何か黒い物体が通り過ぎた。
カラスか、それとも黒子か、はたまた、真っ黒くろすけか。
お坊さんである。
自転車に跨り、猛スピードで駆け抜けるお坊さんだ。
いったい何をそんなに急ぐのか。
もしかして、遅刻なのか、それとも我慢できないのか。
なにしろ、そのスピードは尋常ではなく、その前傾姿勢から、それがマックススピードであることを認識する。
だがしかし、問題はそれがお坊さんだと言うことである。
だってそうだろう。
通常であれば、威風堂々と人々をたしなめてくれる立場にある人だ。
だのになんだ、その漕ぎ様は。
お坊さんらしく、もうちょっとゆったりと落ち着いて漕いだらどうなんだ。
さらにまずいことは、その自転車だ。
前はおろか、後ろにまでカゴが付いてるのだ。
何を調達するにしても便利この上ないじゃないか。
ともあれ、カゴ付き自転車で立ち漕ぎ全力疾走は少々難があるとは言えまいか。
迂闊に自転車にも乗れない、それがお坊さんの宿命なのかも知れない。
もしそれがスケートボードなら、なお事態は複雑なことになる。


27(木) 120 100

〔デジタル半人前〕

▼オレの周辺にはアナログ人間が沢山いる。
デジカメのSDカードがいっぱいになる度にSDカード買う者。数枚撮ってすぐにいっぱいになってしまうと言うので、よく見たら、おまけの32メガSDカードを後生大事に使っている者、様々だ。
その中でも、超と付くほどのアナログ人間はAである。
それでも、やっとデジカメを扱えるようになった。これでやっとデジタル人間の仲間入りと言えよう。まことに喜ばしい限りだ。
そのAは現在遠方に出張に行っているのだが、ちょうどその近辺で調査してもらいたい物件があったため、現地へ行って写真を撮って来て欲しいと依頼した。

いま着きました、と現地へ行ったAから連絡が入った。
ちゃんと写真を撮ってくれよ。
オレは念を押した。
分かってますよ、と、まるでバカにするなとでも言わんが如く、Aは答えた。
撮ったら至急送ってくれよ、と言うオレに、どうやって送りますか、と言う。
メールに決まってるだろ、と返したら、Aはこう言いました。
無理です。
きっぱりきたか。
後日、写真のデータが入ったSDカードが郵便で送られてきた。
まだまだ「デジタル当たり前」になり切れない、「デジタル半人前」のAなのだった。
人間的に半人前なオレが言うのもおこがましいけどな。


26(水)         60 100

〔面談した〕

▼なんだか妙に暖かい一日だった。
何かの前兆なのか?
ま、何でもないと思うけど。

▼派遣会社の派遣員と面談した。
はるばる福岡から来たという。
話してみて人間的には特に問題ないようだが、ただひとつ不安な点と言えばこれだ。
経験なし。
大丈夫なのかよ、おい。
聞くところに寄れば、専門学校で勉強したとは言え、実際にこの職種の実務を経験したことはないと言い、経歴を見れば、実に様々なことをやっているようだが、基本的なバックボーンは、調理師なのかよ。
まったく畑違いなこと甚だしい。
果たして本人に不安はないのだろうか。
そんなことは言ってられませんよ、と本人は言うが、そのきっぱりさ加減が、よりいっそう不安をかき立てるのだった。
それよりも何よりも一番不安なのは、オレに会ったことだったりして。


25(火) 120 100

〔人手不足〕

▼この先、人手が足りなくなるのは必至であり、かと言ってネコの手を借りるのはどうかと思い、急遽、派遣会社に依頼することになった。
問い合わせてみると、この近辺にちょうど空いている人間がいないらしく、唯一いるのが、広島の人だと言う。かなり遠方であるが、背に腹は代えられない。
それでもいいからよこしてくれと頼むと、実は来週から田舎に一時帰省するのだと言う。
それを先に言えよ。
んで、田舎はどこなんだと聞いたら、九州だと言う。
だんだん遠のいて行くじゃないか。
こんな人手不足が、年末であることをひとしきり実感させてくれるのだった。


24(月) 

〔この時期の困り事〕

▼毎年、この時期になると困ることがあり、今年もまた例年通り困っている。
車の暖房が効かないのだ。
愛車スカイラインのエアコンの吹き出し口からは、暑かろうが寒かろうがお構いなしに冷房の風が出てくる。いくら温度設定を上げようが、出てくるのは冷風であり、こうなると、いったいオレが何をしたのかと愚痴も言いたくなるのだ。
さしずめ、冷房と暖房の切替部分、エアミクスドドアがうまく動いていないからだろうと思われるが、一度暖房に切り替わると今度は、冷房に切り替わらなくなる。
どれだけ頑固なんだよ、おまえ。
なにしろ、車内にストーブでも持ち込みたい、そんな気分だ。
もうすぐ車検なので、この辺の不具合をうまく直してくれると実にありがたいが、あまり期待もできないな。
ともあれ、夏に冷房が効かないよりもまだましか、と相変わらずのお気楽気分で考えるしかないのだった。


23(日) 

〔レッドクリフ〕

▼レッドクリフを観た。
レッドクリフ。赤壁である。
わざわざ英語にした意味がいまひとつ分からないが、三国志の赤壁の戦いを描いた映画である。
三国志の中でも有名な戦いらしいが、三国志自体、正直それほど詳しく知っているわけではないし、ずっと昔に横山光輝著のマンガ三国志を読んだくらいである。
そもそもその中に、赤壁の戦いなんて言うのがあったのか、まったく記憶に残っていない。その程度の知識しか持ち合わせていないオレだが、それでも十分楽しめた。
ただ残念だったのは、劉備玄徳である。
なんて気のいいおっさんなんだよ。
しかも少々情けなさげである。これには少々がっかりした。イメージダウンである。
もうちょっと何とかしてやってくれよ。
それに比べ、金城武扮する諸葛孔明のあの凛々しさはなんだ。
冷静かつ理知的なさまは、新選組の山南敬助を連想してしまったよ。
まずもってかっこいいのだ。
さらに、関羽や、張飛、趙雲のスーパーマン的な強さは、見ていて実にスカッとした。
とにかく時間を忘れて楽しませてもらった。
第二弾は来年4月公開。
それまでにもう少し知識を蓄えておこうと思う。
そう思ってさっそく三国志を調達に行った。横山光輝三国志である。ただし、12〜14巻、まさにその場面からのピンポイントだ。


22(土) 

〔オレの目覚まし〕

▼オレの目覚ましは携帯電話のアラームである。
曜日ごとに設定できるので便利なのである。
例えば、月曜から金曜までは鳴るようにし、休日は鳴らないと言う風にだ。
なんて手間いらずなんだ。
しかし、それがいけなかった。
今日は土曜日である。通常は休日なのだが、本日は休日出勤なり。
だけども、アラームが鳴らないじゃないか。
設定がそのままだからである。
うっかりまつぼっくりとはこのことを言うのだろう。
言うかよ。
なにしろすっかり安心して寝ていたよ。
気が付いたときには、30分ほどの時間オーバーであった。
このままでは遅刻である。
いつもなら20分掛ける朝の支度を、10分で終え、慌てふためいて仕事へと向かったのだった。


21(金) 120 100

〔出せない〕

▼工場内の道路奥、突き当たりの空き地に車を停め打合せへと向かった。そこに至る道は車2台はすれ違えないくらいの狭い道だ。
打合せも滞りなく終わり、さあ帰ろうと車に戻ったら、何かしら気分が重くなった。
通路にトラックが置いてあるのだ。
それは何を意味するのか。
オレの車が出せないよ。
そのトラックの持ち主は近辺に見当たらないし、キーもしっかり抜いてある。
奥に停めたオレがいけないとでも言うのか。
うだうだ言っててもしょうがない。こうなったら待つしかないだろう。
オレは、車中でトラックの持ち主が来るのを待った。
しかし、予想以上に来ない。
そうこうしてるうちに、新聞は読んでしまったし、マンガも一冊読んでしまった。さあ、読みかけの文庫本にでも取り掛かろうとしたら、いつの間にか辺りは薄暗くなっちゃって読めないじゃないか。
そう言った意味では冬は読書に向かないな。
と言うか、明かりの点いた部屋で読めばいいことだろうよ。
しかしオレが今いるところは車の中なんだよ。いったいいつまでオレを拘束すれば気が済むんだ、こんちくしょう。
ふと見るとすでにトラックはいませんでした。
とんだ無駄な時間を過ごしてしまったようだ。


20(木)         60 100

〔身体が受け付けない〕

▼朝起きたら、日本がカタールに勝っていた。
労せずして日本の勝利を知ることができたものの、やはり感動にはほど遠い。
やっぱりこの目で見ないとダメだな。

▼今日は朝からビール工場内に一日いたわけだが、完全にやられてしまった感がある。
何がって、その匂いである。いや、匂いと言うよりも、むしろ臭いだな、これは。
たぶん、モルトの仕業だろう。
モルトの臭いを身体が受け付けないのだ。
夕方頃になると、何か頭がボーっとし始め、少々熱っぽくもなってきた。
ビール好きだって、これはちょっと参るのではないか。それくらいの臭いだ。
これからここへはもう少々通わなければならず、そのうち慣れるのではないかと淡い期待を寄せつつ、ところで、モルトって何だ?


19(水) 120 100

〔いきなりの寒さ〕

▼つい最近までの陽気がまるで嘘のように寒くなった。
明日はもしかすると雪がちらつくかも知れないとのことである。
まだ紅葉が終わっていないのにやけに早いな、と思ったら、もし降れば、やはり例年よりもかなり早いのだった。
いったいどう言うことなんだ。
温暖化なのか、どうなのか、分からないことになっているではないか。
むしろ温暖化と言うよりも、異常気象化と言った方が正確なのかも知れない。
それは地球規模的な異常気象だ。
なんだかただならぬ地球の異変を感じる。なんとかそれをくい止める手だてはないものか。誰か何とかしてくれたまえ。
オレはいったい何様だ。
殿様じゃないことは確かだ。
とにかく、平穏無事に、この冬を乗り切りたい、そう願うばかりなのだ。

▼本日、W杯アジア最終予選はカタール戦である。
超サッカーファンのI瀬は意気込んでいる。意気込まなければダメなのだろう。
よほどの気合いがないと観戦は無理なのだ。
なぜならば、試合開始は夜中の1時半。
したがって終わるのは、4時近くだろう。
平日のこんな時間にサッカー観戦なんて、どうかしてるよ。
どだいオレには無理である。
しかし、I瀬は事も無げに言う。
サッカーなら大丈夫。
それがサッカーファンの正しいあり方なのだ。
オレは夢の中で観戦しようじゃないか。
ドーハの悲劇ならぬ、ドーハの感激を夢見て。


18(火)         60 100

〔大変身〕

▼1ヶ月振りに会ったT氏は、大変身を遂げていた。
大変身と言っても、ベルトの風車に風圧が当たって仮面ライダーに変身したわけでもないし、かと言って、サナギから蝶になったわけでもない。それは変身じゃなくて変態だよ。
そんなことはどうでもいい。
T氏がどう変身したかと言うと、こうだ。
激痩せ。
なにしろ、どうしてそうなったのか聞くのをためらうほどの痩せようである。
だってそうだろう。いきなり痩せた姿を目の前に見せられても見なさい。
真っ先に思い浮かぶのは、体調不良か、それともひどい心配事か、はたまた、こき使われているかくらいだろう。
誰も、宝くじが当たって痩せたなどとはけっして思わないはずだ。
男は言う。
「いやあ、宝くじが当たっちゃってさあ、あんまりウキウキし過ぎて、こんなに痩せちゃったよお」
そんな奴はいない。
だったらいったいどうして痩せたと言うんだ。
あっさり聞いてみた。
すると、病気とか、こき使われてるとかなどではまったくなく、単なるダイエットと言うことなのだった。
やっぱりな。
それにしても、凄い。
1ヶ月前に会ったときは、過去最高と言うくらいの太りようだったのだ。
それがこの痩せ方である。
いったいこの1ヶ月でどんなダイエットをしたと言うのだ。
あっさり聞いてみると、あっさり答えが返ってきた。
食べない。
なんて単刀直入なんだ。
食べなきゃ痩せるよ、とT氏は事も無げに言うが、仕事のエネルギーは何から補うと言うのか。
それでも必要最低限の食事は摂っているらしく、しかしながらその食事の内容は徹底している。
昼は専らソバ。
たったこれだけのことだと言う。
お陰で旨いそば屋を沢山開拓したよ、と自慢げに言うT氏の顔は、どことなく寂しげだった。
今後の反動が心配である。


17(月) 120 100

〔思い込み〕

▼今週末から始まる仕事の打合せのため、とあるビール工場内へと入る。
数時間いると、何かおかしな気分になってきた。
なんなんだ、この感覚は。
ハレホロフルヘレ…
オレがこんなになったのも、この匂いのせいだろう。
ビールの成分、即ち、ビール酵母の匂いである。
この匂いをひとしきり嗅いでいるだけで、何か、ハレホロフルヘレな気分になってしまうのだ。
だがしかし、アルコール分はないはずだ。
なのにオレって奴は…
要は、どれだけ弱いんだって話である。


16(日) 

〔アウトレット〕

▼朝から雨模様。
昨日今日とあまり天気が良くない。
だからかどうか分からないが、真っ昼間のマクドナルドが鬼のように混んでいる。
さしずめ、コーラのコップが目当てなのだろうが、すでになくなっている。
昨日もらっておいて良かった。
昨日も来たのかよ。

▼土岐アウトレットプレミアムもまた凄い混み様である。
めったにアウトレットショップなどには行かないオレだが、ここは比較的近く、一度来てみようと思っていたのである。
それにしても、アウトレットってのは良く分からない。
商品を見てもいったい何がアウトレットなのか定かではないし、そもそも商品の元の値段が分からないから、それがほんとに安いのか、それほどでもないのか、さっぱり分からないじゃないか。
しかし、ここはアウトレットである。
だったら安いはずだろう。
人はそれを信じ、買い求める。
それがもし、定価だとしてもだ。
そこまで見る目のない人間はオレくらいのものだろうけどな。
ふふふ…
なぜ笑う。


15(土) 

〔紅葉と桜〕

▼毎週毎週、時期早々な紅葉を見に行っていたわけだが、さすがに今週は行かなかったよ、香嵐渓。
その代わりと言っちゃなんだが、桜を見に行った。
さらに紅葉もしているので、楽しみはダブルである。
なんでいま桜なんだと、文句を言う向きもあるだろうが、その桜は四季桜と言う、年に2回咲く種類の桜なのである。場所は、名古屋から3〜40分ほどの小原村だ。

四季桜

現地に着くと、「和紙のふるさと」の看板が目に入り、せっかくなので、和紙工芸館というところで、紙すきの体験とやらをした。
葉すき、絵すき、字すき、うちわ作りと4種類あったが、一番簡単そうな、字すきを選んだ。字は下手だけどな。
何という文字を書こうか迷ったが、日本男児らしく、「武」と言う文字にした。しかしいざ書くとなると、字が思い出せないではないか。これには我ながら呆れた。

和紙すき

珍しく文化的なことをしたあと、四季桜祭り会場へ行き、桜見物を楽しんだ。
紅葉と桜のコラボレーションは、一種不思議な感じもし、なかなかの風情なのであった。

四季桜


14(金) 120 100

〔袋いっぱいの大当たり〕

▼袋いっぱいになにやら持って帰って来たのはYである。
夜食でも買ってきたのか。
いや違う。よく見ると缶コーヒーである。
ガッチャマンのおまけがついたあれだ。
何もそこまでして集めることはなかろう。
違いますよお。
そう弁解するYによくよく話を聞けば、こうだったと言う。
缶コーヒーを買おうと自販機にお金を入れた。そしてボタンを押すと、ガシャンと音が鳴り、出てきた缶コーヒーを取り出した。
すると、再びガシャンと音が鳴った。見ると、缶コーヒーが出ている。
不思議に思いながら、その缶コーヒーを取り出す。すると、またガシャンと音が鳴り、缶コーヒーが出てきた。
だったら取り出すしかないだろう。半信半疑でその缶コーヒーを取り出した。
まさかとは思ったが、またガシャンと音がした。
見るとまた缶コーヒーが出ている。
そんなことを繰り返していたら、足下には、缶コーヒーが11本だ。
自販機の中身が全部出てきたら大事だが、無事11本で打ち止めとなり、取りあえずホッとしたのだった。
ともあれこれ以上の大当たりはないのでないか。
缶コーヒーは当たっても出てくるのはせいぜい1本だからだ。
11本と言うのは歴史上あまり聞いたことがない。缶コーヒーの記録的大当たりと言えるのではないか。
その11本の缶コーヒーに、ガッチャマンのおまけは4個付いていた。
あれほど揃えたがっていたガッチャマンの面々も、いまや3セット揃い、すっかりブームは去ってしまったのだった。
それよりも何よりも、Yがこれで今年の運を使い果たしたことが心配でならないのだ。
他人事だけど。


13(木)         60 100

〔珍しく政治について語る〕

▼政治についてまったく素人なオレから見てもどうにも腑に落ちない。
なんなんだよ、定額給付金ってやつは。
総支給額、2兆円と聞くと、なんだかただならぬ気配がするものの、2兆円を国民でワリカンすると、一人たったの1万2千円かよ。
ちっとも有り難みがない。できれば最低5万は欲しいな。
そんなことを言ってるんじゃない。
はたしてほんとに金に困っている、住所不定のホームレスなんかはもらえるのか。
そんな疑問も湧いてくるが、そんなことより、もっと他に使い道があるだろう。
国民が感心するような使い道を、どうして考えられないんだ。
3年後に上がるという消費税をその分先送りしたっていいじゃないか。
まったくわかってないな、庶民の気持ちを。
バカとしか言いようがない。バカじゃなかったら、おたんこなすだ。
オレに言われたらおしまいである。
とにかく、まったく効果があるとは思えないこの政策の実行を、なんとか思い止まって欲しいと願うばかりなのである。


12(水) 120 100

〔原因不明〕

▼原因が分からないと、それにより何かしら言い知れぬ不安を覚える。
なにしろどうしてこうなったのかが分からないのだ。
足が痛い。
左足の甲、詳しく言えば、小指と薬指の間辺りだろうか。
それにしても、改めてまじまじと見ると、なんて不格好なんだろうな、足の指ってやつは。
なんだよこの、あってもなくても良さそうなちんちくりんな小指は。
それでも、なかったらなかったで困るのだろう。ごめんよ、きついこと言って。
すっかり横道に反れてしまった。
なにしろ、足の甲が痛い。ただ座っていただけなのにいきなり痛み始めたのだ。
痛さ加減はと言うと、こんな感じだ。
めちゃめちゃ痒いのを通り越し、冷静に考えて見ると、もしかしてこれって痛いんじゃないの、そんな感じだ。
そうこうしているうちに、靴が窮屈に感じられるようになってきた。そんなことから、まず間違いなく、腫れてきたものと思われる。
どこにぶつけた分けでもない。ただ座っていただけなのだ。
原因が分からないと言うことは、処置の施しようもないじゃないか。
ただ黙って堪え忍ぶだけである。
明日は痛さが軽減されて、できれば痒くなって欲しいと願うのだ。


11(火)         60 100

〔虫にご用心〕

▼来週から社員旅行でケアンズに行くS木が、昨年ケアンズに行ったオレにこんなことを聞いてきた。
ケアンズに、虫はいますか。
どうやら、虫よけが必要なのか、どうなのか、判断に困っているらしい。
虫かあ。
そう言われてみると、どうにもこうにも思い出せない。
ケアンズへ行って、虫に気がいくことはなかったのだ。
すると、横で聞いていたN美がこう言った。
気にならないんだよ、きっと。むしろ、食べちゃってるのかもよ。
なるほど、確かにオレは虫に対して、少々無頓着なのかも知れない。
もう少し気を使ってあげればと反省もするが、そんなオレに対して、食べちゃってるってことはないじゃないか。
いったいオレはどこのなに人だと言うんだ。
まさか、虫食い人種とでも言うんじゃなかろうな。
やけにワイルドではないか。
でも、そこまでワイルドなのは、イヤだなあ。
ともあれ、海外の虫には気を付けた方が良いのは確かだろう。
蚊に刺されただけで、マラリアなんかになってしまうのはかなわないからな。


10(月) 120 100

〔移りゆく時代〕

▼終日、事務所にこもって図面作成。
目が相当疲れた。
明日もこの調子である。

▼ここで身辺の物価情報を記しておこうと思う。
まずはガソリンだ。
本日、ハイオク131円。
ずいぶん下がった感が強いが、実はもっと安くしてもいいくらいらしい。
だったら、原油価格が少しぐらい上がってもしばらくは上げないでくれよ、頼むから。

次にパソコン関連だ。
ハードディスクは1テラバイトが1万円を割る。
こちらは上がることはない。下がる一方である。
ついに時代は、ギガからテラに突入したわけである。
しかしまだ1テラだ。
説明しよう。
1テラバイトとは、1000ギガバイトであり、端的に言えば1ギガバイトの1000倍である。
かつて、1ギガが、途方もない宇宙規模的容量に思えた時代があったが、なんのことはない。ギガさんが1000人寄ってたかって、やっと1テラ前だ。
いまとなってはチャンチャラおかしいと言えるが、そう言った意味では、ゆくゆくは1テラだって同じ運命を辿るのだ。
その時、みな、テラに向かってこう言うのだ。
テラ、恐るるに足らず。
恐れる意味が良く分からない。
恐竜じゃないんだから。


 9(日) 

〔今週も香嵐渓〕

▼香嵐渓に行った。
確か、先週も行かなかったか。
ああ行ったとも、先週に引き続き今週も行った。まさかまた行くとは思わなかったが、ふと思い付いたんだからしょうがないじゃないか。
ただ家でうだうだしてても身体に悪いからな。
さすがに先週に比べるとやや混んでいる。いつも車を停めるちょっと穴場の駐車場も満車だった。それでも待ち時間は10分ほどだ。
山はまだまだ紅葉真っ盛りとは言えないが、少しずついい感じに色付き始めている。
どんな具合にいい感じか、口ではなかなか言い表せないが、とにかくいい感じだ。

どこからか太鼓の音が聞こえると思ったら、毎年恒例の猿回しの音なのだった。
今年も元気に来たんだな。
今日は観光客も多く来ていて、何を食べるにしてもけっこう並ぶ。
定番、ジジ工房のフランクフルトと、水餃子、そして肉まんを食す。
ほど良い気温の低さと、空気の新鮮さが、よりいっそう美味しくさせてくれたのだった。


 8(土) 

〔最近の馬券〕

▼今日は一日、うだうだして過ごした。
どういう風にうだうだかと言うと、DVDでトランスフォーマーを見たり、競馬を見たりだ。
競馬の方はと言うと、これがなかなか調子が良かったりする。
肝心のG1はなかなか当たらないものの、他のレースで回収している状況だ。
はっきり言わせて貰えば、G1以外は予想していない。
どう言うことかと言うと、つまり、毎回同じ目を買っているのだ。
これがけっこう当たる。
たまたま当たっているだけのことだが、当たりには違いない。
予想せずして当てる。
なんと効率の良いことか。
だがしかし、たまにはしっかり予想して当てなきゃな、馬券師としては。


 7(金) 

〔犬とお爺さんの物語〕

▼昼休み、公園の駐車場で休んでいると、目の前を犬が通り掛かった。
見ると、その後をお爺さんが歩いている。
よたよたのお爺さんが犬の散歩をしてるのだ。
いや、もしかしたら、犬がお爺さんの散歩をしているのかも知れない。そう思うほど、お爺さんはよたよたであり、犬を見れば、こっちもよたよたかい。
良く見ると、首輪にリードは付いているものの、手に持ってはおらず、犬はそのリードを引きずって歩いている。
お爺さんはおもむろに傍らの石に腰掛けた。
犬はその周りを自由にうろうろしている。
一定範囲外へは出ない、なかなかできた犬だ。
お爺さんは疲れてしまったのだろう、犬には目もくれず、うつむいて休んでいる。
犬は相変わらず自由に周囲をうろついている。
リードを後ろ足の間に引きずりながら。
そうこうしているうちに、犬はおもむろに腰を下げた。どうやらもよおしたらしいが、オレはあることが心配になってしょうがなかった。
その心配が単なる杞憂であれば良いのだが、だがしかし、その心配は現実となった。
犬のうん○が、リードの上じゃないか。
お爺さんはまったく気付いていない。相変わらずうつむいたままだ。
犬は用を足し終わると、再び周回し始めた。今度は、うん○のおまけ付きリードを引きずりながらだ。
やがて、お爺さんは立ち上がり、歩き始めた。
まったく犬には関心を示さない。ほんとに飼い主なのかと思うほどだ。
その後を犬はよたよたと付いて行く。うん○のおまけが付いていることも知らずに。


 6(木)         60 100

〔行きたくないと、駄々〕

▼女子社員S木が、社員旅行の資料を見ながら、駄々をこね始めた。
やだ〜、やだ〜
どうやら、やだやだ星人になってしまったようだ。
なにしろ、行きたくないの一点張りなのだ。
ケアンズまで行かせてもらうのになんだ、その分からず屋加減は。
それも無理はない。
社員は全国から集まるのだが、名古屋支店からケアンズへの参加は、今回S木だけであり、したがって、知人は一人もいないのである。
それもこれも中途入社と言う立場だからしょうがないと言えばしょうがないが、それにしたって、部屋から出ないだの、どこにも行くあてがないだの、挙げ句の果ては、きっと東京駅で迷って成田まで行けないだの、って、いきなりスタートからかよ。
同部屋に他支店の女の子がいるはずだから、きっとそのこも同じ境遇なはずだ。二人手を取り合って楽しむがいい。
社員旅行とは言え、行ってみればなんだかんだ言って、仕事も忘れ、ストレス解消になるものだ。


 5(水) 120 100

〔世間の話題〕

▼どうやらアメリカの大統領がオバマ氏に決まり、今日はその話題で持ち切りだが、そんなことよりも日本のことを心配しろ、と言いたいところであるものの、アメリカの動向が日本に与える影響は計り知れないものがあり、そんなことを考えていたら、うかうかしてられないぞ、こりゃ。
オレがうかうかしたってどうしようもないけど。

国内の話題と言えば、小室哲哉の逮捕だろう。
音楽だけに専念していれば良かったものの、それをビジネスとして利用し、その筋では素人にも関わらず色気を出したものだから、あっと言う間に急降下だ。
それもこれも金だ。大金がとんだ勘違いをもたらすのだ。
恐いなあ、金ってやつは。
金持ちもほどほどにしておかないとな。
ほどほどでもいいです、金持ちなら。


 4(火)         60 100

〔解せない病院〕

▼Y浅が足を引きずっている。
100キロを超える巨漢をいよいよ持て余してきたのだろうか。
聞くところによれば、週末、子供とサッカーに興じたらしい。その時にどうにかしたらしいのだ。
次第に痛みが増してきたらしく、夕方病院へ行った。
まもなく解せない顔でY浅が帰ってきた。
その解せないわけはこうだ。

病院へ入ると、患者が一人もいない。
もう終わりなのか。いや、そんなはずはない。確か、診療時間は19時までと表看板には書いてあったはずだ。まだ30分はある。
「すいませ〜ん」
あまり、すまなそうじゃない声で奥の方から女の人がやってきた。
一通り受付を済ませ、閑散とした待合いで待つ。
しかしながら誰もいないのにも関わらず、なかなかお呼びが掛からない。
ひとしきり待っていると、バタバタと慌てた様子で玄関を入ってきた男がいた。
どうやら先生らしい。
それからレントゲンを撮るために準備をし始めた。
ちょっと待てよ。
Y浅はいまになってふと違和感を覚えた。
よく見れば、誰一人白衣を着ていないじゃないか。
みんな私服なのである。
なんてフリーな病院なんだよ、ここは。
果たしてそんなことなのだろうか。
もしかすると、実は今まさに皆さん帰ろうとしてたのではないか。
先生なんか、すっかり帰宅しちゃった後に、慌てて呼び出されたのではないか。
そんな気がしてしょうがない空気でいっぱいなのだ。
せめて時間いっぱいまで働こうよ、皆さん。
こんな病院で、Y浅の足は、軽い関節炎と言うめでたい診断結果が下されたのだが、果たして安心して良いのか。


 3(月) 120 100

〔国技に引き込まれる〕

▼何気なくテレビをつけると、何かの大会をやっていた。全日本剣道選手権である。
まさに緊迫の試合の連続であり、その雰囲気に引き込まれ、つい最後まで見てしまった。
だがしかし、難しいよ、難しすぎる。
何が難しいって、審判の判定である。
ちょっと見ただけでは、何が一本で何が一本じゃないのか分からないのだ。
明らかに竹刀が面に当たっているように見えても、旗は上がらないし、旗が上がったとしても、さっきの面といまの面がどう違うのかさっぱり見分けが付かないのだ。
他の競技の審判も大変だと思うが、剣道の審判ほど難しく、専門的なものはないのではないか。あれは絶対に剣道経験者じゃなきゃ無理だよ。
そう言う意味では、同じ剣術であるフェンシンクは分かりやすいと言えるのではないか。ま、分からないから、電気判定なのかも知れないけど。
ともあれ、剣道は審判も含めて国技なのだ。
そんなことを思いつつ、日本生粋の国技に感心するのだった。

この様に、珍しく取り立てて何をやるでもない3連休は終わった。


 2(日) 

〔感動の天皇賞〕

▼3強対決と言われた天皇賞は、結局のところ3強で決着が付いた。したがって、配当はこの上なく低く、当然オレの馬券は外れた。
しかしながら、ほんとに良いレースを見せて貰ったと言う満足感と共に、牝馬2頭が、日本のトップであると言う事実に敬意を表したい。
なんだろうな、あのダイワスカーレットの異常とも言える粘り腰、そしてウオッカの勝負根性は。
これからしばらくはこの牝馬2頭が日本の競馬界を引っ張っていくのだろう。
しっかりしろよ、男ども。
馬に言ってもしょうがないけど。


 1(土) 

〔いまだから〕

▼非常に良い天気だ。久しぶりに愛車を洗い、その足で香嵐渓に向かう。
今日からライトアップが始まるはずだが、まだ真っ昼間であり、そもそも紅葉にはほど遠い。しかし、いまだから行くのだ。いや、いまだから行けるとも言える。紅葉真っ盛りの時期にうっかりお気軽気分で来たならば、大渋滞の土壷にはまること受け合いだからだ。
今日から1ヶ月間、ここ紅葉の名所は香嵐渓祭りで賑わう。その雰囲気を楽しむのと、屋台で食べるのが主な目的である。毎年、新しい店が出るようだが、今年からハヤシライスがラインナップに加わった。さっそく食べてみたが、なかなかの美味であった。ハヤシライス自体、非常に久々のことである。
日中は暖かかったものの、夕方近くなるとさすがに冷え込んできた。川沿いの喫茶店に入り、珈琲で身体を温め、名古屋に戻る。渋滞はなし。
いまだから行けるのだ。




byクムラ〜





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