◆腕立て日記◆

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする。

体力維持か、単なる意地か、長年続けている腕立て伏せ。
ややもすると怠け気味になってくる今日この頃。
自分自身への叱咤も含め、ここに記す。

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<2005年 7月>

     ◆腕立伏◆スクワ◆背筋◆腹筋 ◇時間

31(日) 120 100       【21:00】

▼連日、世界水泳の模様がテレビから流れる。
なかなか金メダルに手が届かない日本選手陣。
このとき見受けられるのは、銅メダルで喜ぶ選手と悔しがる選手である。
この差はいったんなんなんだ。
それは一度登り詰めたものと、これから登り詰めるものとの差である。
登り詰めれば、あとはひたすらそれを守るしかないのだ。
ああ、なんて厳しく辛い世界なんだ。

▼K−1ハワイ大会。
なんの新鮮さも感じられないメンバー。
武蔵の試合は相変わらず面白くないし、この期に及んでいまだに出ているのは曙である。
いい加減、プロレスに専念したらどうなんだ。
こうなると、曙を外せない何かがあるのではと勘ぐっても見たくなる。しかもメインときてる。
どうか、これ以上、曙の哀れな姿を見せつけないでおくれ。


30(土)         60 100【23:00】

▼朝は水泳を見、昼は借りてきたDVDを見、夜は、ザ・ロックアップと言う店で怪物を見るといったような、なんともっさりとした休日を過ごした。
▼帰宅して、明日の関屋記念の予想をし、ケイアイガードを軸にPATで馬券を購入。
いま、馬券は夜中でも買えるのである。
気を付けなくちゃな。


29(金) 200 100       【22:40】

▼なんだかとんでもなく暑い。
サービスエリアで昼食後の休憩をしていたら、いきなりの騒々しさに目を覚ました。
目の前に救急車と消防車が停まる。
なんだ、なんだ、オレがいったい何をしたと言うんだ。
そもそも救急車はまだ分かるが、消防車はないじゃないか。
どうやらオレではないようだ。
あっけに取られ見ていると、慌ただしく隣の車のドアを開ける隊員。
中からぐったりした男性が出てきた。
熱中症であろう。
本人が通報したのだろうか、それとも近くの人が気付いて通報したのだろうか、謎は深まるばかりだが、ただひとつ言えることは、隣のオレはまったく気付かなかったよ、熟睡しててさ。
21日の日記で、口が酸っぱくなるほど言ったはずだ、この時期の車中の昼寝は禁物であると言うことを。
この男性は聞く耳を持たなかったようだし、それよりも何よりも、オレ自身、まったく懲りてないじゃないか。


28(木) 120 100       【23:10】

▼今日は土用の丑の日である。そもそもいったい何の日なんだ、それ。
一般的には、ウナギの日として知られているが、別にウナギを祭る日ではないし、可愛がる日でもなく、単刀直入に言えば、食べる日である。分かってると思うけど。
しかし、なぜウナギを食べなければならないんだ。
つまり、分からないことだらけなのである。


27(水)         60 100【22:30】

▼知人Yがサーフィンを始めたと言う。
無理矢理誘われやってみたところ、見事はまってしまい、このところは休日のたびに海へ行っているらしい。
案の定、オレにもどうだと誘う。かなづちではないが、はっきり言って泳ぎは得意な方ではない。そもそも普段は腕を立てるだけで、泳ぐという習慣と機会はほとんどなく、したがって、サーフィンなどもってのほかだよ。
Yにそう言ったら、自分も泳ぎはダメだと言うではないか。にわかに信じられない言葉であったが、ボードがある限り溺れることはないと言う。海に投げ出されれば、ボードをたぐり寄せ、それに掴まるのだ。
「なるほど」
オレは納得しそうになったが、その手には乗らない。
オレの手には負えないよ、海は大きすぎて。


26(火) 200 100       【23:00】

▼雨が降っていたと思っていたら、陽が射し、そしてまた時折強い雨が降る。
いかにも不安定な台風の天候である。
心配していた台風は結局、東に反れ、東海地方への直撃は免れた。

▼打ち上げ延期になっていたスペースシャトルが今夜ついに打ち上げである。
息を飲み、その瞬間を見守る。そして轟音とともにゆっくりと上昇するシャトル。
普通ならば、ここで大歓声だろう。しかし、今回は違う。どうしても前回の失敗を思い出してしまうからだ。その不安をいっそうつのらせるものは、いまにもシャトルに燃え移りそうなブースターから出る馬鹿でかい炎である。
あまりにもでかいので、ちょっとくらい「ふーっ」としたところでその炎が消えるわけもなく、あとは運を天に任せる気持ちでいるのだろう。
ま、乗組員はそんな余裕はないだろうけど。


25(月)         60 100【22:00】

▼台風が近付いている。このままいけば東海地方を直撃の可能性があるが、もう少し東に寄れば、関東直撃であるし、南に引き返せば一件落着である。当たり前だけど。
竜巻ほどではないにせよ、やはり台風ほどやっかいな風はなく、とにかくいまは、消えてくれよ、と独り言をつぶやくだけである。
祈るくらいはしたらどうだ。


24(日) 120 100       【23:00】

▼朝から東京へ。
終日の会議であるが、ことのほかいつもより早めに終わった。実にありがたいことである。
10人ほどの連中で居酒屋へ向かう。しかし、夕方5時くらいではなかなか開いている店はなく、しかも今日は日曜である。そもそもやってない店も多い。
それでもさすが六本木である。24時間営業の店を見つけ、入るや否や、まるで会議の後とは思えないほどの大宴会風となった。あくまでも、”風”である。もろ大宴会では明日の仕事に差し支えるし、これからオレは名古屋へ帰らねばならないからだ。
しかしながら”風”でも、かなりの盛り上がりを見せ、同じ部門であるところの同じ悩みを分かち合う場となっていたのではないか。
ややもすれば、傷を舐めあってたりして?
いや、そんなことはない。あくまでもこれからのあり方を考える有意義な時間だったはずだ。
それにしても、ぐでんぐでんの酔っぱらいだなあ、みんな。

▼21時20分の新幹線で名古屋へ向かった。

23(土)         60 100【22:30】

▼昨日に比べれば、かなり涼しい一日。
▼久々に歌いに行った。
22曲歌ったあとは、すでにのどはダメである。
すっかり弱くなったな、のど。

▼今夜は土曜だが、夜更かしは禁物である。東京出張だからだ。
明日が一週間の始まりである。


22(金) 120 100       【23:40】

▼どうやら学校はいま夏休みらしい。そう言えば、自転車の学童を見掛けないはずである。
北海道の夏休みは、まだちょっと先だと思うが、内地の夏休みの始まりは早く、そしてイヤと言うほど長い。
本人たちはイヤなはずはないと思うけど。
▼夏休みと言って思い出すのは、早朝のラジオ体操である。スタンプカードを首からぶら下げ、消防署の空き地へと集ったものだ。
はたして今も行われているのだろうか。
そもそも集まるのか、子供。


21(木)         60 100【22:30】

▼今年最高の暑さ。36度。
そんなとき、十分注意しなければならないのが熱中症である。
数年前、この恐ろしき熱中症に見舞われたことがある。
それはやはり今日のような真夏の炎天下であった。そんなときに寄りによって車中で昼寝である。窓からは直射日光が燦々と顔面に降り注ぎ、かなり暑い感じもしたが、クーラーを効かせているので大丈夫と思い、そのまま寝てしまった。
数時間後、そろそろ起きようかと目を開けたところ、何だか様子がおかしい。
目の前が暗いのである。けっして夜になったわけではないし、サングラスをしていたわけでもない。しかし、眼前は暗闇に包まれているかのように暗い。
驚き、身体を起こそうとしたが、なんと身体の自由が利かないではないか。
いったい自分の身に何が起こったのか、そのときは焦るばかりで認識することができなかった。
それでも、しばらくすると少しずつ身体が動くようになり、ふらふらの状態ながらも何とか立ち上がれるようになった。
あのときはほんとにびっくりし、驚き、驚愕したのではなかったか。
全部意味同じだけど。
今思えば、それはかなり危険な状態だったのだろう。
一歩間違えれば、目が覚めたらあの世でした、なんてことも十分あり得たのである。
▼なにしろ炎天下の車内はかなり危険である。とくに水分及び塩分の補給なしで直射日光を身体に浴びることは、ほとんど自殺行為に等しいと言えるだろう。
水分はもとより、塩分が血液中から不足すると体温調節ができなくなると言うし、その結果、体温が42度に達すると細胞がゆで卵の様に再生不能となり、死に至ると言う。
そのことを肝に銘じ、昼寝をすることが肝要であろう。
そもそも昼寝で熟睡はダメだな。


20(水) 120 100       【21:00】

▼梅雨明けのとたん、それまで静かだった蝉が待ってましたとばかり鳴き始めた。
いよいよ夏本番を告げる蝉の音である。

▼業者がちょっと前に盗まれたと言うのはトラックである。
慌てて警察へ駆け込んだところ、ひとことこう言われたと言う。
「もう日本にないですね、きっと、あはは…」
まるで他人事であるし、逆撫でするように、「あはは…」はないじゃないか。
カチンと来たらしく、かなり憤慨したらしいが、そんなものか、と諦め、数日後、港の方へ行った折り、ふと見れば、その盗まれたトラックがまさにいま船に乗せられようとしているではないか。それはまさしく自分のトラックであることに間違いはなく、その証拠に社名がしっかり入ったままである。
しかし、いくらそれは自分のものだと言ってもダメだったと言う。すでに取り引きされ、売り捌かれたものだからだ。

中には、海外旅行先で盗まれた自社の社名入りの車を見掛けたと言う話もあり、社名くらい消したらどうなんだと言う気もしないでもないが、あちらの人に取って日本語は単なる記号であるし、ややもすれば、模様くらいのものなのだろう。
なにしろ気を付けなきゃな、気を付けようがないけど。

▼楽しみだった、K−1MAX決勝大会は、なんともしょぼくれた大会になってしまった。
魔裟斗は勝利しながらも骨折のため次の試合に出られず、残る日本人、小比類巻は相変わらずシャキッとしない中途半端な試合振りで判定負け。結局、最も優勝に遠いだろうと思われた、アンディ・サワーが昨年優勝者のブアカーオを敗り優勝。
▼そのしょぼくれ様は、そのほとんどの試合が判定であったことにも起因する。
おかげで、放送枠にも入りきらない事態にもなり、なんともへんな端折り方にもなってしまったようで、最後の決勝戦まで端折ってちゃあ、その盛り下がり方も分かろうと言うものだ。
筋書きのない格闘技だから、しょうがないよな。


19(火)         60 100【22:00】

▼昨晩、妙な夢を見た。しかし、いまひとつはっきりしたことは思い出せない。眼前に男が立っていたようだが、どうやらその男はオレに取って敵対する相手であったようだ。なぜなら、オレはいきなりその男に対し、蹴りを放ったからだ。
相手のどこに当たったかは定かではないが、ガツンという鈍い音がし、自分の足にもかなりの衝撃が伝わってきた。
目が覚めたら、その相手はタンスだった。
しばし悶絶、そんな梅雨明けの寝苦しい夜であった。


18(月) 120 100       【21:00】

▼のんべんだらりと過ごす休日。
通常の場合、のんべんだらりと言えば、飲んだくれたあげく、だらりと腹を出してゴロンと横になり、お尻をポリポリ掻いている状態を言うのだろうが、やだよ、そんなのんべんだらりは。
オレの場合のそれは、電気屋を廻り、本屋を廻り、そして喫茶店に入り、お尻をポリポリ掻いている状態を言う。
ほとんど一緒だよ、それ。
▼夜は、すっかり溜まってしまった「義経」を見たり、ボクシングを見たりし、ほんとにだらりと過ごしたのだった。
明日からシャキッとしなくちゃな。


17(日)         60 100【23:00】

▼毎年恒例の大相撲名古屋場所を観戦に行く。
まずは審判の貴ノ花に視線が行ってしまうのは、いまの注目の人なので致し方ないとしても、相変わらず、審判部長の千代乃富士に注目してしまうのは、やっぱりオレは根っからの千代乃富士ファンだよ。
千代乃富士よ、永遠なれ。
何を言ってるんだ、オレは…

▼結びの一番は、朝青龍vs琴欧州である。
今日、一番の好取組と言っても良いのだろうが、それは外人同士の取組であり、他の好取組もまたほとんど外人が絡んでいる取組ばかりだと言うのも、なんだか情けない気分にもなるが、それがいまの相撲事情なのだから致し方あるまい。
その朝青龍vs琴欧州の取組は、お決まりの座布団が飛び交う波乱の結果となり、その瞬間、観客の興奮は、ちょっとないくらいのボルテージに達した。
いつまで経っても降り止まない座布団の雨。物言いが付き、審判の協議中にも、降り続き、協議の結果が出て、弓取り式になっても降り続く。
「一生、投げてろ、あんたたち」と言いたくなるほどであったが、よく考えてみれば、座布団は一人一枚なので、その楽しみも一人一回きりだったよ。

朝青龍vs琴欧州

▼兎も角、いまや貴重な朝青龍の負けを生で見ることができたのは、かなり幸運だったと言えよう。


16(土) 120 100       【23:30】

▼やっぱり今週も万博である。
まずはコモン4から入った。
ルーマニア館へ入るとステージがあり、どうやら何かやるようである。
ここで、ほとほと困った事態が起きた。
客席は板の間なのだが、座席がなく、ただ傾斜になっているだけだ。
しかもその傾斜がことのほかきつく、いざ座ろうにも滑ってしょうがないじゃないか。
これじゃ、アップダウンクイズだよ。
しょうがないので、裸足になり、なんとかおさまることができた。
そうこうしているうちに始まったのは、民族音楽と踊りのショーである。
15分ほどのショーであるが、違和感を覚えたのは、出演者の顔にまったく笑顔がないことである。笑顔がないどころか、精気がないと言っても過言ではないだろう。
確かに踊りはなかなかハードなものであるし、こんなこと1日中やってたら、笑ってなんかいられないよな、まったく。
そんな彼らにも、きっとあったんだろうな、笑顔。

ルーマニア館のショー


15(金)         60 100【24:00】

▼万博で号泣したと言うのは、Tの奥さんであり、それは、キッコロゴンドラに乗れなかったからと言うわけではなく、その原因はまさにオレがお勧めした、TreeRoboである。
そろそろまたオレも見なければなるまい。
切なさを感じるのも、時には必要なのだ。

韓国館立体アニメ「TreeRobo」

▼4人で焼き肉を食べに行く。会社の近くの店である。
4人で7千円ちょっと。やけに安い。
相撲取りが大挙して押し寄せるのも頷けると言うものだろう。
今夜は、Iが実にご機嫌斜めである。この値段で、愚痴をこぼしまくるIは、果たしてお得なのだろうか。まずく感じる分、損かも知れないな。


14(木) 200 100       【22:00】

▼今日予定していたスペースシャトルの打ち上げが延期。
どうやら不具合が発見されたとのことであるが、そのことからなんとなく思うことは、今日打ち上げる気など実は最初からなかったのではないか。
そんな疑いをしても仕方がないが、それなりに理由はある。
果たしていままで一発で打ち上げたことがあっただろうか。あったかも知れないが、だいたいの場合、何らかの不具合が発生し、延期になっているのではないか。
そんな印象が強くてしょうがないのである。
なにしろ、当事者である乗組員はさぞかし不安だろう。
内心、彼らはこう言いたいに違いない。
「だいじょうぶ?」
もっともなことだろう。
しかし、そんなことはこれっぽちも言えやしない。
なぜなら宇宙へ行きたくてしょうがないからだし、これまでの苦労はただこれだけのためにしてきたと言っても過言ではないからだ。
とにかく無事、行って帰ってきて、「やっほー」と言って欲しいと願うのみだ。


13(水)         60 100【22:40】

▼歩く先の道端に、何やら細長いものが横たわっている。どうやら、蛇のおもちゃのようだ。
掴み上げたら本物だった。
なんだよ、言ってくれよ。
しかし、すでに息を引き取っている。ご愁傷様である。
それにしても最近の蛇は実に色合いが紛らわしいのではないか。思わず手に取ってしまいたくなる様な、そんな色合いなのだ。
いや、蛇というものは本来そういうものなのかも知れない。
なんて自己顕示欲が強いんだ、蛇ってやつは。
オレは、そんなことを思いながら、蛇を草むらへと帰したのだった。


12(火) 200 100       【22:20】

▼そろそろ何とかしなくてはならないと思っているものに、CADがある。
CADとは、パソコンで図面を描くためのソフトであり、いまやこれなくては設計業務はありえないと言うツールである。
オレも仕事上CADを使うことがあるのだが、これがいけない。
いまだに、DOSなんどす。
洒落てる場合ではない。
まだ会社が正式にCADを導入する以前からCADを使用しているのは、なかなか目を見張るものがあるのだろうが、すでに Windows が標準となっているこの世界に、いまだDOSはないじゃないか。
しかし、どうにも移行する気になれない。
すでに Windows もXPと相成ったが、この最先端のOSに、化石化しつつあるDOSのソフトが全く問題なく動いちゃうところに、その責任の一端があるのではないか。
思えば、普段持ち歩いているメインマシンのHP200LXもDOSマシンである。
はっきり言えることは、オレのような単純な頭には、DOSがピッタリだよ。
これからも、ドスを効かせて邁進する次第です。

愛機HP200LX


11(月)         60 100【22:00】

▼プロレスラーの橋本真也が急逝。
それほど思い入れのある選手ではないにせよ、格闘技バカのオレとしてはやはり感慨深いものがある。かつては、闘魂三銃士として活躍した選手であり、元気だった頃のハイキックが頭をよぎり偲ばれるが、プロレス然り、K−1然り、はたまたPRIDE然り、いつどうなってもおかしくないよ。
その命懸けの勝負が、人を魅了するのである。


10(日) 120 100       【22:30】

▼まるで公園にでも行くかのように、今週も万博へ行った。
すでに何回行ったのか定かではないが、ただひとつ言えることは…
万博バカである。
▼今日はコモン2を廻った。このコモンは今回が初めてである。
ここは主に、北米、中米、南米を中心としたエリアである。
どの館もそれほど待つことなく入場することができた。ほとんどが展示を中心とした地味な内容だからであろうか。
▼その中でも一番良かったのはメキシコではなかったか。だがしかしそれはメキシコ館ではなく、屋外のステージで行われた演奏会である。
メキシコの伝統音楽を演奏者たちが愛嬌たっぷりに演奏し、そして歌う。挙げ句の果ては、観客まで巻き込んでのダンス大会だ。
向こうの人は、なんて盛り上げ方がうまいんだ。と言うか、ほとんどそれが自然体である。オレを含めて日本人の誰しもが、羨ましいと思うのではないか。

ほんとに陽気なメキシコ人

▼コモン2は国際赤十字館を除いて、すべて制覇した一日だった。
足が棒だよ。


 9(土)         60 100【22:00】

▼朝から大阪へ。
会議である。
終わったのは、すっかり夜。実に長い会議だった。
通常、この会議は、喝を入れられる会議である。喝を入れられれば気合いが入るものだろう。しかし、気合いが入る前に、すでにくたくただよ。
もう少し、手短に入れてはくれまいか、喝。


 8(金) 120 100       【22:30】

▼今日も一日、事務所内で仕事のつもりだったが、客先の不意の呼び出しに安城まで出向くことになった。
高速道路に車を乗せる。
道中、あれこれと打開策を模索する。なんとかせねばならない。オレの頭はフル回転だ。
あまりにもフル回転し過ぎたせいで、ふと気が付けば、いつの間にか行く先と反対方向に走っていたよ、オレは。
ダメだな、考え事しながらの運転は。

慌てて高速を降り、本来向かうべく方向へと再び車を向かわせた。これ以上のミスは許されない。残された時間に余裕がないのだ。
なんとか待ち合わせの時間ギリギリに到着し、事なきを得た。
ホッとしたので、思わず帰りの刈谷サービスエリアでおはぎを食べた。
ホッとしたときはおはぎに限る。
だがしかし、おはぎがきなこは失敗だったのではないか。
ホッとした勢いで、車内はきなこまみれだ。
やだなあ、きなこ風味の車は。
この様に、ホッと気が緩んだときのきなこのおはぎには十分注意せねばなるまい。

▼明日は、大阪出張である。


 7(木)         60 100【22:30】

▼今日はほとんど事務所で仕事だった。
外の蒸し暑さとは裏腹に、快適なことこの上ない。
▼会社の脇には堀川が流れている。その昔は名古屋城から海までをつなぐ輸送路としてずいぶん栄えた川らしいのだが、その輝かしい歴史とは反して、なんだ、この汚さは。
まだそれだけなら許せるだろうが、それ以上にひどいのは、その臭いである。
ずいぶん前に、浄化運動とか言って、何百匹と言うコイを放流したことがあったが、その行方が忍ばれるの次第である。
これだけ暑いと、この臭いがかなり強烈に身に染みる。不用意に窓など開ければ、たちまち室内は暗黒の世界へと変貌する。それほど、この時期の堀川は手強い悪役なのである。
そうしたのは、結局、オレたちなんだけど。


 6(水) 120 100       【22:00】

▼久しぶりに一日外で仕事だった。
やはり暑さが身に染みる。
思い出すのは昨年の今頃、準備中の万博会場である。あの暑さは半端じゃなかった。まさに煮えたぎる様な炎天下。そんな中、塩を舐めながら歩いたのではなかったか。
そんなことを思い出しながら、早くもバテ気味な一日だった。

▼慌てて帰宅し、追っかけ再生でテレビ観戦。
観戦と言えばオレの場合、格闘技に他ならない。
バテた身体に鞭打って、手に汗握ったのである。


 5(火)         60 100【22:00】

▼してはいけないとは思いつつも、やらずにはいられないことは誰にもあるだろう。確かにルール違反はいけない。オレだって分かっている。だけどこれだけは許して欲しい。
「新聞の前夜出し」
どうか大目に見てください。


 4(月) 200 100       【22:00】

▼シーザリオがやってくれた。
いきなりシーザリオと言われても、何のことだか分からないだろうが、馬である。
先だって、日本のオークスを勝った馬である。そのシーザリオが何をやったかと言うと、アメリカオークス制覇と言う快挙を成し遂げたのである。
日本の馬がアメリカG1を勝ったのは初めてであるし、しかも、日本、アメリカ、両オークスを制覇したのだから、これはかなり凄いことである。
よほど強い馬でも、海外遠征ともなれば、馬にとってかなりのストレスになるし、力を出し切れないまま終わることが多い。先だって遠征したタップダンスシチーも、まったく良いところなく惨敗したくらいなのである。
したがって、海外において、G1レースを勝つことは並大抵のことではない。そんな大変な偉業をこの馬は成し遂げたのである。しかもぶっちぎりのレースレコードだ。
果たして本人はわかっているのだろうか。廻りの異様な喜び様に、きっと本人は気付いているに違いない。
そんなシーザリオがいま言いたいことは、ただこの一言に尽きるだろう。
「ニンジンが食べたい」
果たして、ご褒美は特製ニンジンなのだろうか。
馬の贅沢が良く分からないのである。


 3(日)         60 100【23:30】

▼道路の渋滞がひどい。
雨であるため万博を回避した連中なのかとも思ったが、どうやら、いまバーゲンと言うイベント期間らしい。
それほど凄いのか、バーゲンは。
オレは一度も行ったことがない。

▼案内状が来たのでニッサンディーラーへ行く。
オイル交換が二千円。そして、スイカひと玉プレゼントだ。
行かねばなるまい。
こう言うときしか行かないのだ、オレは。


 2(土) 120 100       【23:00】

▼久しぶりに万博へ行く。
梅雨の合間のどんよりした天候。まさに万博日和である。
▼思い切って並んでみた。
そうは言っても日本企業館に並ぶ気は毛頭ない。どれも途方もない行列だからだ。
ターゲットは外国館である。その中でも人気のパビリオン、ドイツ館へ行った。
やはり、かなりの行列である。待ち時間は2時間半。通常ならばさっさと退散だろう。しかし、一度決めた道である。腹を決め、ひたすら待った。
▼ドイツ館の人気の秘密は、乗り物である。人はとかく乗り物に弱い。
2時間待って乗った乗り物は、ジェットコースターのジェットじゃないタイプであった。ジェットじゃなけりゃなんなんだと言われれば、強いて言えば、まったりなのではないか。
「まったりコースター」
このコースターで、ドイツを案内してもらうのだ。
ジェットでは到底、案内なんてできないからな。

▼今回はけっこう頑張って並んだので、足がかなり棒のようになってしまった。
最近だいぶ鈍ってるな、足腰。


 1(金)         60 100【22:30】

▼ようやく、梅雨も本気になり始めたようである。

▼相変わらず、妙なメールが後を絶たず、チェックする気も起きないほどの量であるが、一通のメールが、ふと目に止まった。
「落札通知」
ネットオークションの心当たりもなく、なんだろうと思って開けてみた。
「このたび、あなた様を女性会員にセリをさせて頂きました。その結果、聡美さんが142万であなた様を落札致しましたのでご連絡する運びとなりました。」
喜んでいいのか?
さらに、
「落札額の50%(71万円)を聡美さんよりお受け取りください。」
半分貰えるのか。
なんだかとても得したような気分になるが、その後、オレはどうなるんだ。
なにしろ、聡美さんにセリ落とされたのである。
オレの運命は、馬、もしくは牛なのではないか。走り続けるか、食われるかしかないのだ。
したがって、71万円もらってもなあ。
そもそも、誰だ、オレをセリに出したやつは。
聡美さんには悪いが、ご辞退申し上げます。



byクムラ〜





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