■たわごとですかーっ!!■



▼03/02/23【次ぎに来るディズニーランド】

東京ディズニーランドが開園してから20年である。
ひとことで言うならば、ディズニーランド20周年である。
人間で言うならば、成人を迎えたことになる。
犬で言うならば、かなりのご長寿である。
あれからもうそんなに経ったのか。
あれから、って、いつだっけかな。北海道にいたから分からないのである。

20年という歳月。
ひとしきり目頭でも抑えたい気分だが、いくら抑えたってなにぶん涙が出てこない。
出てくるのは鼻水ばかりだし、どこを捜したって涙の理由が見つからないからだ。
このようにオレに取ってディズニーランドはそれほど思い入れがないのである。

そしてまた、ディズニーランドに続いて、ディズニーシーが開園したのも記憶に新しいところである。
ランドときて、シー。
ディズニーランドのことである。きっと次の企画も考えているに違いない。
ランドは陸、シーは海。
陸、海ときたら、そう、次は地底だ。
だったらこれしかないだろう。

「ディズニー鍾乳洞」

もうこれしか考えられないのではないか。
なにしろ地底がテーマだ。

園内では、キャラクターの縫いぐるみ達が出迎えてくれる。
どれもこれも地底をイメージした愛くるしい素敵なキャラクターだ。
オケラ、モグラ、ミミズ、マグマ大使…
薄暗く、じめじめした園内を、そんなキャラクター達が、のそのそと徘徊しているのだ。
その個性的な出で立ちは、きっと人々の心に焼き付いて離れない。
うなされると言っても過言ではないだろう。

これぞ、まさにおとぎの国。
なにしろ、浮き世離れするにはもってこいのテーマパークではないか。
なんだか妙におごそかでもある。
なんてったって、鍾乳洞だよ、しょうにゅうどう…
なんだ、この暗さは。
気分まですっかり暗くなってしまうのだ。
見てみなさい。ここに来た人達の顔を。
みんな、憂鬱そうな顔をしているし、機嫌の悪い人ばかりじゃないか。
誰だ、こんなもの考えたのは。
オレだけど。
1週間で閉園間違いなし。

それほど、テーマパークはいま、受難の時代なのである。

byクムラ〜


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