■たわごとですかーっ!!■



▼01/10/11【出てこない】

本来出てくるべきところから、出てこないと面を食らうものだ。
高速道路を利用したときのことである。
高速道路に入るとゲートで、入った場所が記録されている高速券を受け取るのだが、いまは自動発券機が多い。この入り口もそうであった。
発券機の横に車が停止すると、そこからニョキっと高速券が出てくるのである。
そしていつものように、高速の入り口を入る。そして発券機の横に車を寄せた。
券を取ろうと窓から手を伸ばす。しかし、券が出てこないじゃないか。
まいったなあ、と思いながら、ふと上を見ると、なんと、上から券がひらひら飛び出している。まるで、オレをあざ笑うかのように。
「それは車高が高い車用の穴じゃないかい?」
機械に向かって質問しても返事があるわけないじゃないか。

「いたずらにもほどがある。オレはこんな遊びに付き合っている暇はないんだ。」 と独り言で自分を慰め、 恥を掻かされたような心持ちでドアを明け、券を引き抜いたのである。
このように、本来出てくるべきものが出てくるべきところから出てこないと言うのは非常に面を食らうものだし、なにしろ困ったことなのだ。

サービスエリアのレストランで刺身定食を頼んだ。 しかし頼んだものがさっぱり出てこない。これにはイライラさせられるものである。
催促してやっと出てきた刺身定食。当然刺身と言えば醤油である。
醤油を手に取り、器に入れようと傾ける。しかしこれが出てこない、詰まっているのだ。
何度振っても出てきやしないので、わざわざ隣の席まで行き別の醤油を持ってきた。そしてそれを振った。振った。また振った。念のためもう一回振った。 驚いたことにこれもまた出てこないのだ。
こんなことは人生の中でもめったにあるものではない。
そんなことでひたっていてもしょうがないので、「すいませ〜ん、これ出ないです」と憮然として店員に告げた。
そしてそれを受け取り器に傾ける。 また、ちょっと嫌な予感が頭をニョキっともたげた。
緊張の一瞬である。
「ポタ、ポタ、、」今度は無事に出たってなもんだ。へっ。
悔しいながらもホッとして刺身を口に運んだ・・・
ソースでした。
出ればいいというものでもない。


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