◆たわごとですかーっ！！◆
独自の視点で、どうでもいい日常を突き詰める。
|
▼【ゆする】 06/11/10 自分の意志とは裏腹にどこか身体のある部分を動かしてしまう、それが癖である。 たまに、耳をぴくぴく動かしたり、鼻をひくひくさせたり、目を出したり引っ込めたりしている人を見掛けるが、たいていの場合、それは癖ではなく特技である。したがって指摘するにも注意が必要である。 なにしろ、なくて七癖と言うくらいだから、誰にでもそれはあるものだ。 オレにもそれは当然あって、ついやってしまっている癖が貧乏揺すりである。 いけないと思いつつも、気が付けばやっているのだ。 よりによって貧乏である。 なんて運が悪いんだ、オレは。 そもそも、なぜ人はそれを貧乏揺すりと言うのだろうか。 これまでの実績に他ならないだろう。 きっと過去に、足を揺すれば貧乏になると言う実績があって、このような命名がされたに違いないのだ。 ある人が足を揺すっている。もうどれくらい揺すっただろう。 その人はふと気付いたのだ。 「あれ？オレって貧乏なんだね」 その不幸は知らず知らずのうちにその人に忍び寄っていたのだ。 オレ自身思い当たる節がないでもないが、せめて癖くらいは金持ちでいたかったよ。 とにかく、１０年も貧乏揺すりをやれば、いったいどれくらいの貧乏になるのか計り知れないものがあるが、ここで、ちょっと待てよ、と頭をよぎる。 もしかしたら、同じ揺すりでも、貧乏ではなく、金持ちの揺すりもあるのではないか。 例えば、「大富豪揺すり」とか「セレブ揺すり」とか、そんな金持ちになる揺すりも存在するのではないか。 だとすれば、さぞかし素敵でゴージャスな揺すりに違いない。 それは果たしていったいどんな揺すりなのだろう。 両足で揺するのか、それとも足ではなく手を揺するのか。それくらいじゃダメそうだ。それなら頭を揺するのはどうかと考えるが、それはちょっとフラフラしそうである。 だったら、いっそお尻を揺するのはどうでしょう、などと、様々な方法を色々考えるが、いい加減にしろ。 いくらなんでも、お尻を振って金持ちはないじゃないか。 いるとすれば、マリリンくらいなものだろう。 念のため言っておくが、マリリンとは、犬のマリリンではない。 どこの犬だよ、それ。 マリリンモンローのことである。 なにしろ、どこをどう揺すったって、そんなことで金持ちになるはずはないのである。 百歩譲って、金持ち自身をゆすると言う手段もあるだろう。しかしそれは揺すりではなく、強請（ゆすり）ですよ。その「ゆすり」は癖ではなく、犯罪であるから、十分注意して頂きたい。 やはりどうせ揺するなら、打ち出の小槌を揺すりゃなきゃな。 どこにあるのか知らないけど。 byクムラ〜 ▼【気立てで選ぶ】 06/04/04 オレは日常茶飯事コンビニを利用している。コンビニがなかったら生きていけないのではないかと思うほどの利用率である。 数年前、ついにセブンイレブンが名古屋に進出したと思っていたら、あっと言う間にあたりはセブンイレブンだらけだ。いっそうコンビニ業界の競争も熾烈を極めてきたのである。 さて、我々がコンビニを選ぶ際に決め手となるものはなんだろうか。 商品の品揃えもあるだろう。趣向を凝らしたサービスだってあるかも知れない。しかし、意外と大きなポイント、それは店員にあるのではないか。 例えば、気立ての良い女の子が店員をしていたとしよう。レジに気立ての良い女の子がいるだけで、なぜか足が向いてしまう。そんなことがあるのではないか。 ポイントは「気立て」である。 しかし、気立ての良いのが、若い女の子なら何ら問題ないだろうが、もしそれが、若い女の子ではなく、おばさんだったらどうだろう。 気立ての良いおばさん。 気立ての良いおばさんはちょっと困り者である。 商品を選んでいると、いつの間にか横にいるのはおばさんだ。そして、これはこうだ、ああだと、こと細かく商品の説明をし始める。これでは落ち着いて買い物などできる分けがない。 だったら、気立ての良いのが、おじさんだとしたらどうだろう。 それは、気立ての良いおばさん以上に問題視されるのではないか。なぜならば気立ての良いおじさんはたいていの場合、酒臭いからだ。 やけに機嫌の良い、酒臭いおじさん。 それは心地良さを通り越し、残るものは鬱陶しさだけである。 いくら気立てが良いからと言って、鬱陶しいのはご勘弁である。 だがしかし、いくら気立てが良いからと言って、気立ての良い犬、と言うのもまた困り者である。これなどは、なかなか意志を伝えるのにも苦労しそうであるし、そもそも犬がただニコニコレジに立っているってのはいったいどういう了見なんだ。しかも話すことと言えば、「ワン」ばかりじゃないか。 商品をいくつ買おうとも「ワン」だ。これじゃ、商売あがったれなのではないか。 オレは助かるけど。 さらにまた、気立て良くいきなり片足を上げて用を足されるのも別の意味でかなり問題が起きそうな予感がするのだ。 その他にも、気立ての良いカエルや、気立ての良い尺取り虫、はたまた気立ての良いディープインパクトなど、気立ての良い困り者は上げれば切りがないが、気立ての良いディープインパクトにはちょっと会ってみたいなあ。 そんなことよりまずは何を置いても自分自身の気立てをなんとかしろよ、とふと気付いてしまうオレなのだった。 byクムラ〜 |