船木 vs ヒクソン

コロシアム2000 5月26日 東京ドーム

◇パンクラス船木誠勝、ヒクソン・グレイシーに失神TKO負け!

前までルールでもめたが、結局、船木側がヒクソンの要求を
飲む形となったこの試合、15分無制限ラウンドルールで行われた。
1R11分過ぎヒクソンがあっさりマウントを取り、パンチのラッシュ。
船木の瞼をカットし、背後に回ってチョークスリーパー、
船木は最後まで耐えたが、ついに目を開いたまま失神、
と同時にレフリーストップ、タオル投入となり試合終了。
試合後、船木は「15年間ありがとうございました」と頭を下げ、
事実上の引退宣言をした。

船木を持ってしてもヒクソンに勝てない。もうこうなると
桜庭なら、なんて安易なことはけっして言えない、そんな
圧倒的なカリスマ的強さがヒクソンにはあるように思える。
しかも、すでに41歳にもなろうとしている、普通の格闘家
ならとっくに全盛期を過ぎている年齢である。
引退のカウントダウンは始まっているはずである。
それまでに、彼を倒す日本人は現れるのだろうか?